ウェディングドレスでロケーションフォトのおすすめのスポットは?気になる費用相場も紹介!

ロケーションフォトとは?

ロケーションフォト

スタジオで撮影するのではなく、公園や寺院、海などで撮影した写真がロケーションフォトです。閉鎖的なスタジオで撮影するとどうしても緊張しやすくなりますが、開放的な屋外ならリラックスできて、良い表情を撮影できる可能性が高くなるのがメリットのひとつです。きれいな夕日を背景にしたり、遠近法でユニークな写真を撮ったりしたロケーションフォトの雰囲気を、スタジオ撮影で作り上げるのは困難に近いでしょう。ただ、屋外で撮影するロケーションフォトは、天候の影響を受けやすいため、気温が撮影に支障をきたしたり、当日が雨で延期になったりする可能性があります。もし延期になった場合の別の日も事前に決めておくとよりスムーズです。

ウェディングドレスのロケーションフォトに適した場所は?

ウェディングドレスのロケーションフォトに適しているのはどんな場所なのでしょうか。

チャペル

チャペル撮影すると、本当に結婚式を挙げたようなロケーションフォトが出来上がります。チャペル特有の美しいステンドグラスや十字架などは、ロケーションフォトに非常に映えるでしょう。屋内のチャペルであれば雨でも問題ありませんが、大きな窓が特徴のチャペルだと風や雨の影響を受ける場合があるので、夏や冬の撮影は避けた方が無難です。また、思い出の写真を素敵なものにするために、ウェディングドレスはチャペルの雰囲気に合わせ選択することが大切です。

公園や庭園

自然の中で撮影したい方やあまり緊張せずに撮影したい方は、リラックスしやすい公園がおすすめです。公園はアットホーム感が出やすく、終始笑顔で撮影できる可能性が高い場所です。都内には、芝公園や代々木公園、浜離宮恩賜庭園といったきれいで整えられた公園がたくさんあり、太陽の光がより映える写真を演出してくれるはずです。

観光名所

有名な観光地もロケーションフォトを撮影するのに最適です。観光客の多さが心配ですが、沖縄の美しいビーチや京都の歴史的建造物、人気観光地の軽井沢などでの撮影は、特別感がさらに増すでしょう。

思い出の場所

2人の思い出の場所でロケーションフォトを撮影するのも素敵です。そのときの思い出を懐かしく感じながら、撮影を楽しめるでしょう。デートした場所だけではなく、2人が出会った学校で撮影するもの方もいらっしゃいます。通っていた学校でロケーションフォトを撮影するのはなかなかできない体験のため、出会いが学校の方はぜひ検討してみてください。

砂浜や海

海のきれいな青さや砂浜の足跡、遠くに見える船など魅力いっぱいの海でロケーションフォトを撮影したいカップルは多くいます。どんな雰囲気のロケーションフォトにしたいか、また撮影する海によっても写真の出来栄えが異なるので、フォトウェディングを依頼するスタジオのHPなどで確認するのも大切です。夏は広い空と海のコントラストがとてもきれいで、春や秋は柔らかい日差しがロケーションフォトにも映り込んで良い写真が撮れる場合もあります。さらに夕方になると夕焼けをバックに写真が撮れるのも魅力のひとつです。

ウェディングドレスで人気のロケーション

ロケーションフォト

ウェディングドレスでロケーションフォトを撮るのにおすすめのスポットをご紹介いたします。

旧細川公爵邸(東京都)

東京都指定有形文化財に指定され、昭和の始め頃に建築。本物の華族の邸宅を現代に残したのが旧細川公爵邸です。西洋の文化が取り入れられており、邸宅内や庭園も豪華で独特な造りになっています。日本の文化も取り入れているので、ウェディングドレスでも和装でも合います。ただ、基本的に一般公開されておらず、ロケーションフォトを撮影する場合、手続きが必要です。

銀杏並木(東京都)

明治神宮外苑のシンボルである港区北青山の銀杏並木。青山通りから約300mあるイチョウ並木は、東京の観光名所のひとつです。11月~12月の始め頃が最も見ごろで、きれいに色付いたイチョウと一緒にロケーション撮影をする方も多くいます。春から夏にかけても新緑の鮮やかな緑が美しく、季節によって異なる雰囲気を楽しめるため、観光客も多く訪れる場所です。大正12年に植えられた銀杏並木とウェディングドレスの雰囲気がぴったりです。

仙台ゆりが丘 マリアージュアンヴィラ(宮城県)

宮城県仙台市にあるマリアージュアンヴィラには、東北最大級のステンドグラスがあります。丘の上に立ち周囲を緑で囲まれているため、静かな雰囲気の中でおしゃれなロケーションフォトを撮影できます。約6000坪という広大な敷地のマリアージュアンヴィラへは、仙台駅から徒歩20分、地下鉄南北線「勾当台公園駅」から歩いて約6分ですが、送迎バスも出ています。マリアージュアンヴィラの大聖堂の中はバージンロードや聖壇がウェディングドレスの美しさが際立つように設計されているため、ドレスが映える写真が撮影可能です。

ベーリックホール(神奈川県)

横浜山手西洋館の中で最大規模を誇るのがベーリックホールで、スパニッシュ様式が特徴的な洋館です。3連アーチの玄関や広いリビング、きれいに装飾された壁は、ロケーションフォトの仕上がりを華やかにしてくれます。日本なのにまるで海外で撮影したような写真が出来上がります。平成14年から一般公開されているので、デートで訪れるカップルも多い歴史的な建物です。

榴ヶ岡公園(宮城県)

楽天モバイルパーク宮城に近く、広い芝生がある広場や噴水広場がある市民の憩いの場の公園です。仙台藩四代藩主綱村が植えた約1000本のシダレザクラが衰えて一時期減少しましたが、再び植樹され今では桜を見るため、県内外から多くの人が訪れる公園になっています。4月上旬くらいからシダレザクラ以外にも、ヤエザクラ、ソメイヨシノ、ヒガンザクラといったいろいろな桜が約350本楽しめます。また、榴ヶ岡公園の一部が、つつじが岡及び天神の御社に指定され、松尾芭蕉が訪れたとされています。

山下公園(神奈川県)

遠くまで見渡せる海がきれいな横浜で有名な公園のひとつです。また、山下公園にある「未来のバラ園」では約3000本のバラが植えられ、異国に来たような雰囲気を味わえます。バラ以外もイチョウなど四季折々の違った風景、さらにみなとみらいの夜景や夜の海に漂う氷川丸を楽しめます。おすすめの景色がたくさんある山下公園でロケーションフォトを撮影すれば、おしゃれなロケーションフォトが出来上がるはずです。

横浜大さん橋(神奈川県)

横浜を観光する際に外せないのが、横浜大さん橋です。国際客船のターミナルのため、外国に行く船や外国から来た船の出入国の手続きがおこなわれています。船に乗らない方でも大さん橋を利用でき、橋の上からは横浜ベイブリッジやみなとみらい、横浜港などが見渡せます。夜景のスポットとしても有名でベンチに座りながら、ライトアップされた景色を楽しむカップルの多くいます。横浜の景色が一望できる横浜大さん橋は、ウェディングドレスでロケーションフォトを撮影するのに最適な場所です。

東京駅丸の内(東京都)

東京駅は映画やドラマのシーンでもよく使用される人気のエリアです。特に、赤レンガの東京駅が眺められる丸の内駅前広場付近が撮影場所としておすすめです。レトロな東京駅を背にフォトジェニックな写真が出来上がります。東京駅以外にもレトロな建物があったり、おしゃれなショップが立ち並ぶ通りがあったりするので、ロケーション撮影のしごたえがあります。日中の撮影もおすすめですが、夜はライトに照らされた駅舎をはじめ、東京のきれいな夜景とともに思い出の写真の撮影が可能です。昼でも夜でもウェディングドレスで素敵なロケーションフォトが撮影できるので、自分たちの好みに合う方を選択しましょう。

ひたち海浜公園(茨城県)

ひたち海浜公園は、春はスイセン、ネモフィラ、チューリップ、夏はひまわり、ジニア、バラ、秋はコスモス、コキア、冬はアイスチューリップといった四季折々の花々を鑑賞できるスポットとして有名です。お花畑を背にかわいらしいロケーションフォトが出来上がります。また、広大な敷地の公園には遊園地や豊かな自然などのロケーションもあるので、観光しながら楽しく撮影できるでしょう。

馬車道(神奈川県)

横浜の桜木町辺りが馬車道と呼ばれ、歴史的な建造物が立ち並ぶ場所です。また、道路沿いにはガス灯が取り付けられており、夜の馬車道を温かい光で照らしてくれます。この港町・馬車道にはレトロなカフェやショップがあり、この街並みを背景に撮影すれば、まるで海外に来たようなおしゃれなロケーションフォトが出来上がります。

七里ヶ浜(神奈川県)

鎌倉駅から江ノ電で約14分の場所にある七里ヶ浜。日本の渚百選に指定され、箱根や伊豆、富士などを一望でき、晴れていたら富士山が見えるロケーションフォトにうってつけの場所です。太陽が水平線に沈む光景もまた魅力的です。

ロケーションフォトをウェディングドレスで撮る費用相場

ロケーションフォトの場合、基本的にロケーション撮影のプランを選びます。ロケーション場所に移動してロケーションフォトを撮影する費用相場は、おおよそ2~20万円と幅広くなっており、選ぶプランやスタジオによって違いがあります。たとえば、スタジオのカメラマンかフリーのカメラマンか、選ぶ衣装、カット数などで料金がかなり変わる可能性があります。契約する前、費用についてしっかり確認することが大切です。ロケーション場所によっても費用は変わるので、お金を出せる範囲で選ぶようにしましょう。

追加料金が発生する場合もある

下記のような追加料金が発生する場合があります。

土日、祝日に撮影する

土日祝日にロケーションフォトを撮影すると、1~2万ほど追加料金がかかるプランが多いです。お仕事の都合上、土日祝日に撮影したい方もいらっしゃいますが、平日に撮影すれば追加料金がかからない可能性が高いので、節約したい方は撮影する曜日もしっかり考えましょう。また平日であれば、人が少ない可能性があり、人の目が気にならない、撮影がスムーズに進みやすいといったメリットがあります。

交通費

ロケーションフォトは、撮影する場所まで移動する必要があるため、交通費がかかる場合があります。ただ、プランによって、交通費が含まれていたり、含まれていなかったりするので、事前に把握しておくと安心です。

コストを抑えるコツ

ロケーションフォトの撮影費用を少なくするコツをご紹介します。

ロケーションフォトの撮影場所を近くにするかアクセスが良い場所を選ぶ

遠くのロケーションを選ぶと、その分出張費や交通費がかかります。しかし、ロケーションの場所を近くに指定すれば交通費や出張費は節約が可能です。また、せっかく遠出したのに、悪天候で中止や延期になるとキャンセル料などが発生する場合があります。

閑散期を狙う

春や秋は、過ごしやすい気温で穏やかな気候のため、ロケーション撮影をしたい方たちに人気があります。そのため、ロケーション撮影する人が少ない夏や冬に、お得な割引プランを提供するスタジオが多くあります。

和装よりウェディングドレスの方が安い

和装でロケーションフォトを撮りたい方も多いですが、ウェディングドレスにくらべ和装は衣装代が高い傾向です。ただ、ウェディングドレスを選んでも、アクセサリーやブーケで費用が高くなるケースもあります。

アルバムは購入しない

写真データアルバムは購入しないで、写真データだけ受けとると費用を節約できる場合があります。写真データはプリントショップに持ち込めば、安くアルバムにしてもらえます。画質は落ちますが、節約したい方はお試しください。また、アルバムを自分で作る方法もあります。予算内で自分たち好みのアルバムを楽しみながら、作れるのでおすすめです。

まとめ

ロケーションフォト

ウェディングドレスでロケーションフォトを撮影するのは、公園やチャペル、海辺、砂浜などが雰囲気と合っています。また、2人の思い出の場所でも、いろいろな思い出を懐かしみながら楽しく撮影できるのでおすすめです。2人の特別な時間を素敵な写真におさめるため、ロケーション場所選びは慎重におこないましょう。